奈良県保険医協会

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奈良県知事選挙に向け、医療と県政についての政見アンケートを実施

 奈良県保険医協会では奈良県知事選挙(2023年3月23日告示、4月9日投票)の立候補予定者へ政見を問うアンケートをおこなっています。結果などは近日にこのページでお知らせします。〔2023年3月16日記〕

【註記】以下の記事は2023年3月20日20:30に掲載しました。
 3月22日19:30に一部を追記しました。
 4月4日19:50にさらに追記しました。

 奈良県保険医協会では奈良県知事選挙の立候補予定者へ政見を問うアンケートを行いました。趣旨と結果についてお知らせします。

1.趣旨

 県政は県民生活に密接にかかわっています。なかでも県民のくらしにとって重要な医療にかかわる政策や政見に私たちも注目しています。県政でこれら課題をどうとらえているのか、知事選立候補予定各位の考えを聞くとともに広く会員に知らせます。
 また今般、これら課題が当面する選挙で各陣営によって積極的に論じられることも願い、その一助ともなれば幸いです。

2.実施要項

 このアンケートは知事選挙告示前に実施しました。
(1)対象者: 当面する奈良県知事選挙に立候補予定を表明された方。原則として3月10日時点で当会が連絡先を知り得た方を対象としました。以後、立候補を表明し連絡先の判明した方があれば、可能な限り追加でご協力をよびかけることとしました。
(2)質問項目: 別掲のとおりです。
(3)回答方法: eメール、ファクシミリなどで返送を求めました。
(4)回答期限: 質問1~8=3月17日(金)14時、質問9=3月22日(水)14時としました。
(5)結果の取り扱い: 当会の機関紙「奈良保険医新聞」(号外)に掲載し、当会ホームページに掲載します。回答が期限に間に合わない場合や協力いただけない場合は、わかる範囲で理由を添えてその旨を掲載します。当会ホームページへの回答掲載や記載の修正等は、締切以降の回答到着分・連絡分等についてもできる限り反映させる予定です。

質問項目
【1】次の質問では回答は選択肢を選んでいただきます。あてはまるもの一つに○をしてください。賛否をお尋ねしていますが、「やむを得ない」など消極的な賛成や反対であっても、賛否が明確な場合は「賛成」「反対」のいずれかを選択ください。
 各項目への補足がありましたら【2】質問8の記述回答でお願いします。
《1.奈良県福祉医療制度(子ども、心身障害者、ひとり親家庭等、重度心身障害老人等の医療費助成)の改善等について》
【質問1】子ども医療費助成の対象拡大が県内市町村で相次ぎ、これからの制度改定予定も含めるとすべての市町村で高校卒業までが対象となる見込みです。しかし、県制度は中学卒業までにとどまっています。県制度も高校卒業までに拡大すべきと考えますが、いかがですか。
 {賛成・反対・その他}
【質問2】かつては現物給付だった福祉医療は現在、償還払いです。せっかくの医療費助成があるのに一旦、立替払いをして後日に振込みで立替払い分を支給するのは使い勝手が悪く不評です。改善を望む強い声を背景に、奈良市が独自に中学卒業までの子どもについて現物給付とすることを決めました。奈良県全体ですべての対象者について、現在の自動償還を改め、現物給付とすべきと考えますが、いかがですか。
 {賛成・反対・その他}
【質問3】福祉医療制度の医療費助成は、国の制度として実現されるのが望ましいところです。特に子どもの医療費の窓口負担の無料化は早急に国の制度として実現されるべきと考えます。そのために奈良県として国にその実現を強く求めていくべきと考えますが、いかがですか。
 {賛成・反対・その他}
【質問4】県福祉医療制度にはいずれも所得制限が設けられています。所得制限はなくすべきと考えますが、いかがですか。
 {賛成・反対・その他}
【質問5】心身障がい者等の医療費助成は、県制度では対象が等級によって限定されています(身体障害者手帳1・2級、療育手帳A)。また福祉医療とは別制度で実施されている精神障がい者の医療費助成も対象が限定的です。手帳交付を受けている人すべてに対象を拡大すべきと考えますが、いかがですか。
 {賛成・反対・その他}
《2.奈良県国保の制度運営等について》
【質問6】国民健康保険の保険料負担がたいへん重く過酷なものとなっています。国の責任ある財政的措置によって保険料の軽減が図られるべきです。しかし、住民のくらしを守る立場から、国による制度改善を待たず、自治体財政からの法定外繰り入れや基金の活用等、保険料抑制の措置を積極的に講じるべきと考えますが、いかがですか。
 {賛成・反対・その他}
【質問7】奈良県は医療費適正化計画のなかで、奈良県国保の保険料抑制をめざして、地域別診療報酬の導入検討を主張し、新型コロナウイルス感染症まん延時の医療機関の減収補填においても地域別診療報酬の活用に言及してきました。しかし、地域別診療報酬によって診療報酬単価を奈良県のみ変更することは、いずれの目的にもそぐわず、奈良県の地域医療を担う医療機関の経営を損ない、不安定化させ、混乱を招くと強く懸念されます。地域別診療報酬の導入検討は撤回すべきと考えますが、いかがですか。
 {賛成・反対・その他}

【2】 次の質問では、ご意見を記述いただきます。
【質問8】上記1~7までの質問に関連して補足のご意見がありましたら、お聞かせください。(まとめて800字程度まででお願いします)
【質問9】県政において、主に医療や介護などについて、特に力を入れたいことや問題意識をもっておられることなどお考えをお聞かせください。(4000字程度まで)

3.結果

 下記のとおりでした。(リンクを参照ください。PDFファイルの形式で掲載しています)PDFファイルを閲覧するためにはAdobe社のPDFに対応した閲覧ソフトまたはプラグインが必要です。
奈良保険医新聞(2023年3月20日)号外

★〔3月22日追記〕質問1~8の回答結果(期限後の到着分を含む。3月22日、18:00時点)
★〔4月4日追記〕質問1~8の回答結果(期限後の到着分を含む。4月4日、18:00時点)
★〔3月22日追記〕質問9の回答結果
 回答のあった方は、以下の氏名にリンクを設定して回答を掲載しました。回答のなかった方にはリンクを設定していません。
 あらい正吾氏| 尾口いつぞう氏| 西口伸子氏| 羽多野貴至氏| 平木しょう氏| 山下真氏

※結果はいずれも氏名50音順で掲載しました。
※〔4月4日追記〕告示後に当会が把握した方には、告示後に、回答を当webページへ掲載する旨をお知らせして可能な限りで協力をお願いし、得られた回答を掲載しました。

※当会は、来る知事選挙において、いずれの立候補(予定)者および政党・政派も、団体としては推薦も支援もしません。これは従来からの立場です。本アンケートの依頼状にも明記しました。

 選挙間近の多忙なところ、ご協力いただいた関係者に厚く御礼を申し上げます。

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