保険医協会とは
奈良県保険医協会は、開業保険医が安心して良い医療を行えるために、また、国民医療の改善を進めることをめざした開業保険医の自主的な団体で、会員数は1084人(うち医科652人・歯科432人=2021年7月現在)となっています。
また全国ではすべての都道府県に保険医協会が設立され、その連合体である全国保険医団体連合会(保団連)は、約10万7千人を超え、開業医の63%が加入するとともに勤務医約2万人の会員を擁しています。
保険医協会および保団連は、医科歯科一体の組織として、保険医の生活と権利を守ること、国民医療の改善を柱にして様々な活動を展開しています。地域包括ケアの流れの中、病床機能を再編し在宅への流れを促進して病床数を減らす、高齢者の医療費自己負担引き上げなど社会保障後退の政策がどんどんすすめられようとしています。
保団連や当会では患者負担増を食い止めるための署名活動、国会議員への要請や中央集会などを通じ、医療者の声を国や県に届ける活動を行っています。
また、先生方の診療や医院経営のサポートとしてレセプト請求に関する相談、個別指導時の弁護士帯同、各種研究会やセミナーなども行っています。当会が発行する「奈良保険医新聞」「奈良歯科通信」や各種講習会・研究会は、日常診療に役立つ豊富な情報を提供しています。
診療報酬改定毎に発行するオリジナルの冊子はわかりやすいと大変好評です。医科では日常診療懇話会、歯科では社保研究会を定期的に開催し、保険点数のことだけに限らず様々な疑問にも答えています。個別指導時の弁護士帯同を実際に利用された会員からは「弁護士帯同は公正な指導環境を作るために大変有効であると感じた」など好評です。
また、医院経営やそれらに付随して起こるトラブルを提携弁護士に無料で相談できる制度もあります。命と健康を守る医師・歯科医師の立場から環境・平和に関連したフィールドワーク、奈良県内の小中学校への「はだしのゲン」寄贈活動なども行っています。
頼りになる共済制度は、保険医年金、休業保障、グループ保険などがありそれぞれスケールメリットを活かして会員の皆さんに役立てていただいています。
困難な時代ではありますが、今年も先生方と手を携えて前進していきたいと考えております。