奈良県保険医協会

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中医協が診療報酬改定にむけて意見募集(パブリックコメント)、1月22日(金)まで

 中央社会保険医療協議会(中医協)は、長妻昭厚生労働大臣からの諮問を受けて、今年(2010年)4月実施予定の診療報酬改定にむけた検討状況(現時点の骨子案)をとりまとめ、これに対して、医療現場や患者さんなど広く国民の意見を募集することを発表しました。いわゆるパブリックコメント手続です。
 意見の公募は、本日1月15日(金)から来週1月22日(金)までです。

 意見の募集要領は厚生労働省のホームページに掲載されています。下記のリンクからご覧ください。
 →「平成22年度診療報酬改定に係る検討状況について(現時点の骨子)」に関するご意見の募集について(1月15日)

 診療報酬は、健康保険で受ける医療の価格であり、医療機関への報酬であり、医療の水準や質を左右するものです。
 マスコミでは、診療報酬といえばあたかも「医師の給与、収入」ときわめて狭く、偏ったとらえ方で報道されることが多いのですが、保険診療を行う医師(保険医)の報酬を含むことはもちろんですが、保険医療に要する経費をまかなうものであり、保険診療のルールまでもを規定する意味をもっています。
 医師や看護師をはじめ保険医療にかかわる医療従事者の人件費や、薬剤はもちろん各種医療材料の費用、さらには医療の設備や病院の建物やその維持にかかわる費用なども、診療報酬によってまかなわれます。

 安心、安全の医療が確保できるように、短期間ですが、医療関係者をはじめ、ひろく県民、国民の皆様の率直な意見をぜひお届けください。

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