奈良県保険医協会

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市民公開web講演会「関心と監視は自分と世界と未来のため」(10月24日)

おしどりマコ・ケンさんが講演

 奈良県保険医協会は10月24日、ジャーナリストでコンビ芸人のおしどりマコ・ケンさんの両人を講師にお願いしての市民公開web講演会を、奈良反核医師の会との共催でおこないました。
 「関心と監視は自分と世界と未来のため」と題して、福島第一原発事故の東電の対応などの動向を一貫して追い続けている立場から、同原発事故が今どのように日々対応され、どんな課題があるのかなどを縦横に、濃密に、軽快に語りました。聴講した宮城理事の感想を紹介します。

zoomウェビナーで講演する、おしどりマコ・ケンのお二人。



一流のジャーナリスト、研究者、話者でした!

奈良県保険医協会理事 宮城恭子

 平和や反原発の映画やDVDを見て、語り合う「ピース・バトンの会」というサークルがある。
 数年前、スペシャルイベントとして、マコ・ケンさんの話を聞きたいねということになった。当時吉本興業所属のマコ・ケンさんはたいそう忙しく、交渉を重ねるも話はお蔵入りとなった。マコさんは某国立大医学部を中退され、お笑い芸人の世界へ入られた方。原発や平和の問題にも詳しく、ケンさんは針金細工が得意と聞き、いつかお二人の芸に接してみたいと思っていた。
 今回、反核平和委員会の市民公開講座で、Zoom講演ではあったが、マコ・ケンさんに接することができ、改めて素晴らしいお二人だと思いました。

 マコさんは原発関連の記者会見には常連で参加され、政府や東電のあいまいな説明に疑問を持ち、現場検証を重ね、被害者や家族と直接話をし、データを分析し、結果を自分の言葉で語っておられました。福島、水俣へも赴き最近ではドイツ・イギリス・フランスなどの高校生と交流したりもしています。
 ドイツの高校生は原発問題・フクシマにとても関心があり、講演の後1人からの質問に答えたいといったところほぼ全員の手が上がった話や、日本の中学生が「お友達をどのように説得したらよいのか」といった質問にも丁寧に答えていました。

 今回はZoom出演で事前資料の準備もなかったのが残念でした。次回は協会の総会記念講演にお呼びしてじっくりとお話を伺いたいと思いました。
 おしどりマコ・ケンさんは「一流のジャーナリスト・研究者・そして話者」。全国の保険医協会から引っ張りだこになること間違いなし。

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