奈良県保険医協会

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第47回定期総会にご参加を

 今年の第47回総会は11月23日(金・祝)の午後2時半から奈良市のホテル日航奈良で開催する。会員とそのご家族の皆さんにも参加しやすいように文化企画として桂福車氏による社会派落語も企画している。
 今年度は東日本大震災から1周年を迎え、脱原発のとりくみ、社会保障・税一体改革にともなう消費税増税反対、TPP参加反対、診療報酬改善要求などを行ってきた。
 会員の日常診療や医業経営に役立てる活動として個別指導時の弁護士帯同のとりくみ、医院スタッフ向け接遇研修会などを行った。10月より新たに医院トラブル対応支援として、会員が診療現場や医院経営等で諸々の困った問題に直面した際に、提携弁護士に直接相談できる体制を作った。
 特筆すべきは長年行えていなかった未入会者勧誘訪問を組織担当役員が先頭に立って行い、新たな会員を迎えていることである。役員の高齢化、世代継承という課題もある中、協会活動を知って理解していただき、今後主体的に活動に参加してもらえる会員を増やしていくために中南和地域で医科の会員懇談会を開催した。
 脱原発のデモが全国的に行われている。それらのデモの様相は組織が招集するのではなく、個々人がその意思で参加していると言う。一時の過激な暴力が影を潜め、それが参加しやすい状況を作っているようだ。
 デモの参加人数が多ければマスコミも報道するが、昨今のマスコミは政府寄りで、個々人の訴えを取り上げることは少ない。一人ひとりが声を上げることは大事なのだが、それを大きなうねりにする必要がある。
 我々は医師として医療を良くする運動を市民のために一致団結して行い、政府に我々の、市民の声を届けなければならない。その手段を持っているのは保険医協会である。政府もマスコミも我々の声を無視できないような団結力が必要だ。そのためには会員一人ひとりの協力が必要だ。今年は役員改選も予定されている。総会では執行部より今年度の活動報告と来年度の活動方針を参加された会員に問いかけたいと考えている。会員の声を反映するためにもぜひ参加をお願いしたい。その力を糧に頑張りたいと思う。

【奈良保険医新聞第364号(2012年11月10日発行)より】


主張

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