奈良県保険医協会

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第49回定期総会にご参加を

 今年の第49回定期総会は11月23日(日・祝)の午後2時から橿原市の橿原ロイヤルホテルで開催する。記念講演は帝塚山大学教授で奈良国立博物館元学芸部長の西山厚氏に「光明皇后と奈良時代の医薬」というテーマでお話いただく。歴史、美術、仏教、奈良時代に造詣が深い西山氏の講演は大いに期待できる。
 今年度は診療報酬改定にともなう新点数検討会の開催、診療報酬改善・患者負担軽減運動、消費税増税反対、東日本大震災から3年を迎え脱原発の取り組みなどを行ってきた。4月から消費税が8%に上がり、経済も疲弊する中、来年には消費税10%への増税、入院時食事療養費の患者負担増などが予定されている。黙っていては国民生活は悪くなる一方で、反対の声を上げなければならない。
 会員の日常診療や医業経営に役立てる活動として保険点数解釈や審査指導対策への相談、個別指導時の弁護士帯同、医院スタッフ向け接遇研修会などを行った。医院トラブル対応支援として、会員が診療現場や医院経営等で諸々の困った問題に直面した際に、提携弁護士に直接相談できる体制も以前より作っている。
 数年前より未入会者への勧誘訪問を組織担当役員中心に行い、新たに会員を迎えている。役員の高齢化、世代継承という課題もある中、協会活動を知って理解していただき、今後主体的に活動に参加してもらえる会員を増やしていくために従来に年2回開催していた役員懇談会に入会3年以内の会員にも呼びかけ参加いただいた。
 環境平和のバスツアーでは、昨年の太陽光発電施設見学に続き、今年は京丹後のバイオガス発電施設を観光とセットにして実施し、好評だった。長年続いていた文化活動のうち、ボウリング大会と奈良ゆっくり歩こう会は参加者の減少や担当役員の退任などで開催頻度が減ったが、たべあるき会を久しぶりに開催した。女性会員が参加できるような企画については来年度の課題である。
 総会では今年度の活動を振り返り、来年度の活動について会員の忌憚ないご意見をお聞きしたいと考えている。今年は役員改選も予定されている。会員の参加を増やし、益々活気ある奈良県保険医協会にしていくためぜひご参加いただきたい。

【奈良保険医新聞第386号(2014年11月10日発行)より】


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