奈良県保険医協会

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市民公開講演「憲法9条を立体的にとらえる―平和主義の再生ために」、11月8日(日)に開催します

 奈良県保険医協会は次の講演会を11月8日(日)に開催します。
 開催要項は下記の通りです。
 市民公開で、参加無料です。どうぞ多数ご参加ください。


市民公開講座
憲法9条を立体的にとらえる
―平和主義の再生ために―

のご案内

 国民の多くが反対や不安の声を挙げるなか、戦後日本の安全保障政策を大きく転換する安保法制が9月19日、成立させられました。このとき、安倍首相はじめ政府・与党は今後、国民にていねいに説明するとしながら、その後、臨時国会も開かず、安保法の話も「積極平和主義」云々の話もほとんど語られません。
 さて、安保法制をめぐっては、解釈改憲への批判のなかで、それに応えて9条改憲を求める論調もあります。果たして9条は時代遅れなのか。憲法学・平和学を専門とする講師を招き、いま改めて、今日の世界のなかの日本の、憲法9条の平和主義を考えます。

【日時】
 2015年11月8日(日) 14:00~16:00

【会場】 奈良県中小企業会館(奈良県商工観光館)4階・大会議室
(奈良市登大路町38-1 〈交通〉近鉄奈良駅1番出口より徒歩すぐ)

【講師】 君島東彦 氏
photo:Mr.Yanagisawa(立命館大学 国際関係学部 教授)

 講師からのメッセージ: 世界から見て、日本はどう見えているのでしょうか。シリアの難民問題にはお金を出すだけで、難民を受け入れようとしない。それでいて国連安保理常任理事国になりたがっている。安保法成立後、米軍の「助手」として、シリア、イラク、南シナ海へ自衛隊が派遣されるかもしれません。米軍は自衛隊をフルに使うでしょう。こういう日本を世界の人々が尊敬してくれるかどうか、疑わしいと思います。日本国憲法9条が指し示す方向性で日本が世界に貢献するとき、日本は本当に世界の役に立つのだと思います。11月8日はこういう問題も考えてみたいと思います。

【プロフィール】立命館大学国際関係部教授。専門は憲法学、平和学。日本国憲法の平和主義を、平和学の視点、東アジアの視点、NGOの視点から捉え直して、活かすことを課題とする。日本平和学会理事・企画委員長。主な著作に「戦争平和を問いおす―平和学のフロンティア」(法律文化社、2014年)、「集団的自衛権容認を批判する」(日本評論社、2014年、共著)など。毎年、ノーベル平和賞の候補者をノミネートしている。

【参加費】 無料

【対象】 関心のある方はどなたでも

【申し込み】 下記へ、参加予定者のお名前(および、あれば所属、職種等)をお知らせください。ファクス、eメール、電話などで承ります(11月6日(金)17時まで)

【問い合わせ】
 奈良県保険医協会 事務局へ
 →Tel.0742-33-2553
 →Fax.0742-34-9644
 →nara-hok@doc-net.or.jp

=共催=
奈良県保険医協会・奈良反核医師の会


催しもの

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