新型コロナウィルス感染症への対応に伴い、診療報酬改定の実施にあたり柔軟な対応を求める緊急要請を厚労相へ提出
奈良県保険医協会はこのほど、次の緊急要請を厚生労働大臣へ提出しました。
理事長 青山 哲也
診療報酬改定の実施にあたり柔軟な対応を求める緊急要請
貴職におかれましては平素より国民医療の充実発展にご尽力いただきありがとうございます。また、新型コロナウイルス感染症対策での日夜のご奮闘に敬意を表します。
当会は、おもに県下の開業医を中心とする保険医1000人余りで構成し、保険医の生活と権利を守り国民医療の向上発展をめざし諸活動を推進しております。
さて、新型コロナウィルス感染症の拡大が懸念され、国民の生命・健康を守るため、その拡大防止が政府の目下の最重要課題の一つなっているところです。その対策のため国民生活も経済活動も、あらゆる部面に影響が及んでいます。
他方で、地域医療を担う保険医療機関は、新型コロナウィルス感染症への対応が迫られるとともに、診療報酬改定実施を間近に控えて、その対応も求められることとなります。従来、医療機関への改定内容の周知が不十分なまま4月から新点数が適用され、それ以降に膨大な疑義解釈で算定方法の取扱いや修正が示されることが頻発し、医療現場の混乱がしばしば見られていました。
このような状況下で、新型コロナウイルス感染症対策の一環で、今般の診療報酬改定について、奈良県の保険医療機関が改定内容の公式な伝達・説明を受ける機会となる近畿厚生局奈良事務所の集団指導も中止となってしまい、他府県も同様であると聞き及びます。このまま診療報酬改定が4月1日に実施されると、さらなる混乱も懸念されます。
また、歯科医療機関の施設基準の「か強診」「歯援診」は、再届出の期限が経過措置として2020年3月31日とされていますが、新型コロナウィルス感染症対策の影響で予定した研修会の受講ができない事例もあります。
つきましては、周知が不十分なまま診療報酬改定の実施を迎えることから、下記の事項について要請いたします。
1,少なくとも以下の事項の柔軟な対応を求めます。
(1)施設基準の届出は、9月30日までに届け出れば4月1日に遡って適用する取扱いとすること。また、3月末で経過措置の期限を迎える届出については、9月30日まで経過措置期間を延長すること。
(2)保険医療機関による新点数にかかわる点数表解釈の誤りについては、当面、審査支払機関での柔軟な対応をおこなうこと。
協会のとりくみ
- 2022年12月28日中医協が「やむを得ない事情がある場合」の経過措置を答申~オンライン資格確認システム導入義務化問題
- 2022年12月2日ご参加ください―第57回定期総会・記念講演(ウェビナー、12月11日予定)
- 2022年11月22日第57回定期総会・記念講演のweb参加のお申し込み受付ページは準備中です
- 2022年8月24日コロナ抗原検査キットのご案内(M&D保険医ネットワークより)
- 2021年11月22日第56回定期総会・記念講演(12月19日予定)
- 2021年2月19日お知らせ:〈新型コロナウイルス感染症〉医療従事者のワクチン優先接種の希望登録を、奈良県が受付中
- 2021年2月10日お知らせ:国の令和2年度第3次補正予算による追加措置~令和2年度新型コロナウイルス感染症拡大防止・医療提供体制確保支援補助金
- 2020年12月21日お知らせ:診療報酬上の臨時的な取扱い~6歳未満の乳幼児の外来診療に加算、医科100点、歯科55点
- 2020年4月1日レセプト記載要領、疑義解釈その1、訂正通知など、発出されています
- 大阪府保険医協会(医科)・大阪府歯科保険医協会が診療報酬改定の解説動画をネット配信
- 2020年3月26日会員限定:「保団連・2020年 新点数検討会」動画(録画)のネット配信のご案内
- 2020年3月10日新型コロナウィルス感染症への対応に伴い、診療報酬改定の実施にあたり柔軟な対応を求める緊急要請を厚労相へ提出
- 2020年3月6日予定通り開催します:歯科保険診療・施設基準対応研修会(3月8日予定)
- 2019年11月5日近畿厚生局と管内保険医協会:個別指導等に関する要望とその回答について懇談(10月24日)
- 2019年10月2日近畿と福井の9保険医協会が近畿厚生局へ個別指導等に関する要望書を提出、同厚生局が文書で回答
- 2019年4月26日4.25保団連国会行動
- 2018年3月2日〈2018診療報酬改定〉新点数検討会を開催します【医科/歯科】
- 2017年12月15日診療報酬の大幅引き上げを求め、首相らへ緊急のファクス要請
- 2016年5月6日熊本地震:被災者の診療・窓口対応・診療報酬等の取り扱いについてのお知らせ
- 2016年2月9日近畿厚生局が個別指導等での「おもな指摘事項」を公開
- 2012年11月9日医業税制について、関係閣僚と政府税調委員へ要望書を提出/奈良県保険医協会
- 生活保護制度:患者さんや医療者の権利侵害になる「見直し」はしないで――政府へ要請書を送付/奈良県保険医協会
- 2012年6月8日消費税増税をやめ、医療にゼロ税率を――役員連名の要請書を提出:奈良県保険医協会
- 2011年11月22日社会保険診療報酬に係る事業税の非課税措置などの存続を求めてファクス要請~奈良県保険医協会
- 2011年11月18日国税通則法・修正(=改悪)案の廃案を求めてファクス要請~奈良県保険医協会
- 2011年2月18日保険医に一方的な疑いの目を向ける~協会けんぽ奈良支部が患者調査
- 2009年11月30日副財務相のマイナス改定発言に対抗、医療再生のため診療報酬はプラス改定を:地元民主党国会議員にも改めて要請
- 2009年10月19日レセプトオンライン請求義務化問題:厚労省が「義務化」維持で意見公募~パブリックコメントに意見提出を
- 2009年4月14日ようやく全体像が見えた、目からウロコ~レセオンライン請求義務化問題の研究会に85人/奈良県保険医協会
- 2009年4月10日レセプトオンライン請求義務化撤回【大阪訴訟】原告団へのご参加とご協力をお願いします
- 2008年12月19日レセプトオンライン請求義務化撤回訴訟、原告団募集のお知らせ
- 2008年5月29日「後期高齢者診療料の届出、算定は慎重に」―会員へ呼びかけ/奈良県保険医協会
- 2008年4月10日新点数検討会(医科)に400人以上が参加―奈良市で3月27日、橿原市で同29日に開催
- 2008年3月26日歯科・新点数検討会(3月23日)に100人あまりが参加
- 2008年2月25日90人あまりが参加―研究会「後期高齢者医療保険制度の概要と課題」(2月24日開催)
- 2008年2月4日研究会「後期高齢者医療保険制度の概要と課題」を2月24日(日)に開催予定
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- 2005年8月1日第96回日常診療懇話会・報告
- 2005年6月27日第95回日常診療懇話会・報告
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5月の写真教室 - 長寿道を歩いてきました ―第33回奈良ゆっくり歩こう会
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2005年10月8日(土)~10月9日(日) - 演題募集要綱をお知らせします
第20回保団連医療研究集会 - 参加募集要綱をお知らせします
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