奈良県保険医協会

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4.25保団連国会行動

「消費税10月10%への引き上げ中止を」
「患者負担増計画はやめて負担軽減を」
――奈良県関係議員へ要請と、保団連の国会内懇談会

 「みんなに安心の医療を実現、社会保障充実の政治へ」と題し、保団連が国会議員に呼びかけて開催した国会内懇談会への参加と、奈良県関係議員への要請のため4月25日、奈良県保険医協会より吉良要(歯科)・胡内秀規(歯科)両理事が上京し、国会議員事務所などを訪問、要請行動をおこないました。

 今回の要請行動では、奈良県関係議員の衆参6氏の議員事務所を訪問して、消費税の10月10%引き上げの中止、さらなる患者負担増の計画(後期高齢者の窓口2割負担化、受診時定額負担の新設、医薬品の保険はずしなど)はせず患者負担は軽減を図ることを政策に盛り込むことなど14項目に及ぶ要請事項を掲げて資料を届けました。

 当日は、馬淵澄夫衆院議員事務所では議員自身が要請に応対しました(写真:馬淵議員(左)へ要請する胡内(中央)・吉良両理事)。馬淵氏は前回総選挙で希望の党の近畿比例で次点でしたが、同党近畿比例で当選し衆院議員を務めていた樽床伸二氏が大阪12区での衆院補選出馬のため議員辞職したため繰り上げで当選、2月より再び衆院議員(無所属)となりました。

 懇談では、消費税増税中止に賛意を得るとともに同氏が景気動向もふまえて以前より税率5%への引き下げを主張していることが紹介されました。持参した奈良県保険医協会の会員などから寄せられた消費税10月10%中止を求める請願署名の国会提出にあたっての紹介議員も、同氏は快く引き受けました。
 歯科の立場から、保険診療で用いる歯科用貴金属、金銀パラジウム合金(金パラ)の市場価格が高騰し保険点数を大幅超過、技術料を含めてもまだ赤字で、使えば使うほどマイナスになる現状を説明して早急な対応が迫られていることを訴えました。

 他の議員事務所(高市早苗・田野瀬太道・奥野信亮各衆院議員、堀井巌・佐藤啓各参院議員)ではいずれも秘書が応対しました。小林茂樹衆院議員事務所は不在でスタッフとの面会もかないませんでした。

 国会内懇談会は同日昼に衆議院第1議員会館・会議室で開催され、衆参の各党から国会議員が相次いで参加、保団連や各地の保険医協会から参加の役員の訴えに耳を傾け、また呼応し支援する意見表明も聞かれました。

 今回の行動は、国会開会期間中は、保団連が各地の保険医協会によびかけて一斉の国会行動が月1回実施されており、それに応えて奈良県保険医協会からも役員を派遣したものです。

協会のとりくみ

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