奈良県保険医協会

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第56回定期総会・記念講演(12月19日予定)

千田稔先生・講演「古代の神武天皇、近代の神武天皇」

 奈良県保険医協会の第56回定期総会にあわせておこなう記念企画は、今回は文化講演として下記の通り開催します。保険医協会会員とその関係者がご参加いただけます。インターネットでのリモート参加も可能です。

日時 12月19日(日)15:15~16:45(予定)
会場 奈良県コンベンションセンター・2F・202会議室およびzoomウェビナー
テーマ「古代の神武天皇、近代の神武天皇」
講師 千田 稔 氏(奈良県立図書情報館館長) 講師:千田稔氏

講師からのメッセージ

 神武天皇が『古事記』『日本書紀』とも冒頭にあげて、日本の初代天皇とするが、実在したのか、そうでなかったのか明らかにしがたい。
 ただ、『日本書紀』では、大海人皇子は壬申の乱に際して、神武陵に馬と兵器を奉っているし、平安時代の『延喜式』には神武陵の兆域も記されている。しかし、そのこととは無関係に近代に、神武陵が「創造」され、橿原神宮も「創祀」され、スポーツ施設が作られる。その意味は何かについて問いたい。

講師ご紹介

千田 稔(せんだ・みのる)氏
 奈良県立図書情報館長、国際日本文化研究センター名誉教授、総合研究大学院大学名誉教授。文学博士(文学・京都大学)。
 1942年奈良県生まれ。京都大学文学部史学科卒業、同大学院博士課程(地理学専攻)を経て、追手門学院大学助教授、奈良女子大学教授、国際日本文化研究センター教授を歴任。94年度濱田青陵賞受賞、05年度日本地理学会優秀賞受賞、07年度奈良新聞文化賞受賞。奈良県記紀万葉プロジェクト顧問。旅の文化研究所評議員。
 著書に、『地名の巨人 吉田東伍-大日本地名辞書の誕生』(角川書店)、『古代の風景へ』(東方出版)、『平城京遷都 女帝・皇后と「ヤマト」の時代』(中公新書)、『古代日本の王権空間』(吉川弘文堂)、『飛鳥の覇者-推古朝と斉明朝の時代』(文英堂)、『こまやかな文明・日本』(NTT出版)、『京都まちかど遺産めぐり』(ナカニシヤ出版)、『古事記の宇宙(コスモス)-神と自然-』(中公新書)、『まほろばの国からⅠ』(飛鳥書房)、『古事記の奈良大和路』(東方出版)、『古代天皇誌』(東方出版)、『古代飛鳥を歩く』(中公新書)、『奈良・大和を愛したあなたへ』(東方出版)など、著作、監修多数。

参加申込み

 ご参加には事前のお申し込みが必要です。
○現地会場でのご参加
 協会事務局へ{(1)会員氏名、(2)参加者氏名、(3)当該参加者と会員の関係(医療機関スタッフ・家族等)}をご連絡ください。
 定員40人、12月16日(木)締切。定員に達したら受付を終了します。ご容赦ください。
○リモート(zoomウェビナー)でのご参加
 下記のリンクから登録してください。
https://us02web.zoom.us/webinar/register/WN_e3fc5cqiQd-I2Xwa7iSsLg

お問い合わせ

奈良県保険医協会 事務局
Tel.0742-33-2553 ※電話受付は平日8:50~17:15
Fax.0742-34-9644
nara-hok@doc-net.or.jp

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