奈良県保険医協会

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「個人情報保護」「医院経営対策」の連続研究会を開催

 (1)個人情報保護法が4月1日に完全施行となり、医療機関にはどのような対応が求められるか、またそもそも個人情報とは―。(2)平成17年度税制改正のポイント、知っておくべきこと―。このようなテーマで、奈良県保険医協会で連続研究会を開催しました。

第1部「要点解説:個人情報保護法完全施行と医療機関~知っておきべきこと・求められること」
 大阪学院大学大学院法務研究科長・教授の南川諦弘弁護士が講師を務めました。
 南川氏は、プライバシー権が確立された歴史的経緯と個人情報保護法成立の経緯等について詳しく述べました。また、医療機関が対応すべきポイントについては法律の条文や、厚生労働省から発表された、「医療・介護関係事業者における個人情報の適切な取扱いのためのガイドライン」を参考にていねいに説明しました。具体例に関する質疑応答の時間があまり取れなかったこともありましたが、「今、かなりの情報量で混乱していたが、今日の話で具体的にわかった」(開業医)など参加者の感想はいずれも好評でした。

第2部「今日の医院経営と税務を考える」
 西村博史会計事務所所長・西村博史税理士が、医院の経営を考えるポイントについて、講演を行いました。
 西村氏は、政府の増税路線が鮮明になる中、今後の経営を展望した長い目でみた医院経営について、具体的に資料も提示し説明しました。午前よりも少し参加者が減ったものの、「税という大きな問題の中、重点的にわかりやすく説明してもらったので、見直して考えてみたい」(開業医)など大変好評でした。

 今回の研究会は4月10日の午前・午後に開催し、約40名が参加しました。

協会のとりくみ

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