奈良県保険医協会

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第95回日常診療懇話会・報告

第95回日常診療懇話会・報告

2005/6/9(木)午後2時~
奈良市医師会2階理事室

I.最近の審査疑義解釈

 審査委員の交代あり、6月審査委員会(5月診療分レセ)より審査開始。
 碇技官も3月で退官、三崎先生(前県立五條病院院長、奈良第一外科)と交代、温厚な先生とか。

 疑義解釈
 リーパクト顆粒、血沈、HbA1c、血液ガス、甲状腺関連検査、血液培養、ネブライザー、超音波ネブライザー、介達牽引、消炎鎮痛処置、真皮縫合、等々
 ※支払基金の審査情報提供事例(http://www.ssk.or.jp/sinsa/sinsa01.html)も参考にして下さい。

II.話題提供

1.返戻減点事例
 『減点』急性気管支炎に対するイソラマイシン(点滴)について
 『返戻』画像診断時の薬剤について
 『返戻』特定疾患処方管理加算(処方せん)について。
 『減点』急性肝炎に対する強ミノ注射について

2.日常診のまとめのHP(会員専用ページ)への掲載
 奈良県保険医協会のホームページが6月より開設
 会員専用ページに、毎回の日常診療懇話会のまとめを掲載しては
 内容は 国保疑義解釈、返戻・減点事例、話題毎の主な意見、点数Q&A、次回予定

 → HPへの掲載は了承される。会員専用ページのパスワード等の管理を厳格にすべき。
 未入会員、一般向け…… 一般向けページに、議題のみ掲載する。
 会員向け…… 要点だけを掲載する、疑義解釈についてはもっと簡素に表現し、興味があれば会に出席頂くように伝える。

3.日本脳炎の予防接種中止問題
 読売新聞5/30朝刊に、前ぶれなく、いきなり発表、現場混乱。
 来年から、改良型ワクチン製造をメーカーが始める。
 改良型ワクチンでも副作用懸念される。
 その後、予防接種者激減。説明や同意を得るのに手間取る。

4.県福祉医療の窓口対応
 6/15(水)午後2時半~ 第一回説明会 かしはら万葉ホール
 6/16(木)午後2時半~ 第二回説明会 郡山城ホール

 窓口確認と説明が大変、患者は知らない方がほとんどでは。
 新しい証に切り替わり、番号も変更されるのでは。
 貸付制度利用者(低所得者)――窓口負担なしの取り扱いだが、月締めして負担額の合計が一万円以下だった場合、その金額を徴収しないといけない。翌月来院しなかったら?

5.集団的個別指導の選定基準に院外院内区分が導入
 従来、厚労省の科目別平均点数には院内と院外の区別はなかったが、今年度より区分された。
 例えば、内科(人工透析有以外)では、院外処方医療機関に奈良県182点の加算をした平均点数で順位付け院外処方医療機関と院内処方医療機関の区分方法は、一枚でも処方せんを発行すれば院外医療機関になるのか。

6.高齢者医療制度・日医新提案、医療給付費伸び率管理について
 今後、患者負担がいろいろなところで増大――具体的には、ホテルコスト、食事代、窓口負担、混合診療、保険料負担、等々
 国民、高齢者、弱者がどこまで耐えられるのか、
 受診の手控えによる健康の悪化が懸念

7.その他

III.点数Q&A

2005.5.17,その他,遡って労災扱いに
2005.5.17,投薬,オメプラール、タケプロン、パリエットなどの投与期間
2005.5.17,投薬,オパルモン、サアミオンに対する病名
2005.5.17,指導料、栄養士に関する点数
2005.5.25,その他,老健入所者に対する請求
2005.5.28,在宅,グループホームに対する訪問診療
2005.5.31,指導料,生活習慣病指導管理料と薬情、特処
2005.6.3,その他,領収証発行
2005.6.6,検査,疑い病名での呼吸循環機能検査

IV.次回予定

【日時】7月14日(木)午後2時~
【場所】奈良市医師会2階理事室
【内容】
  • 最近の審査疑義解釈
  • 返戻、減点事例
  • 話題提供
  • その他

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