奈良県保険医協会

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第23回参議院選挙に向け、“医療、社会保障等についての政見アンケート”をおこないました

【お断り】この記事は2013年7月3日に記載したものです。

 第23回参議院選挙が目前に迫ってまいりました。奈良県保険医協会では、来る参議院選挙において奈良県選挙区にて立候補を予定する方に、これからの医療、社会保障等に対する政見を問うアンケートを行いました。趣旨と結果をお知らせします。

1.趣旨

 保険医の立場から、社会保障としての医療、税制や原発・憲法など、今後の日本の行く末を考えるうえで重要な課題について、これからの国政を左右する地元政治家の考えを、選挙を前にしたこの機会に聞き、当会と当会会員・関係者の参考とします。選挙で、これら課題が各陣営によって積極的に論じられることを願い、アンケートをその一助ともします。

2.実施要項

 アンケートは、6月21日時点で当会が知り得た、当面する参議院選挙の奈良県選挙区に立候補予定を表明している方々4人と、その後に立候補予定が報道された1人、計5人を対象として実施しました。アンケートは、6月21日に前者の4人へ、25日に後者の1人へ、それぞれ郵便とファクスで発送し、協力を依頼しました。

  1. 質問項目: 下記に掲載のとおり。{賛成・反対・その他}の選択回答と自由記述回答があります。
  2. 回答方法: 質問用紙の回答欄に直接記入し、ファクシミリ、eメールなどで返送を求めました。
  3. 回答期限: 6月26日(水)16:00としました。
  4. 結果の取り扱い: 選挙公示前に機関紙「奈良保険医新聞」と当会ホームページに掲載するものとしました。

質問項目
 回答は、選択肢を選ぶものと記述するものがあります。
 選択回答は、{賛成/反対/その他}のあてはまるもの一つだけに○をします。補足がある場合は自由記述回答でお願いしました。

〈選択回答の質問〉
【質問1】2014年4月の消費税税率引き上げの実施についてどうお考えですか。
【質問2】社会保障制度改革推進法を廃止することについてどうお考えですか。
【質問3】高齢受給者(70歳~74歳)負担割合1割から2割への2倍化、外来受診時定額負担、保険免責制など、患者の窓口負担の拡大についてどうお考えですか。
【質問4】高齢者やこどもの無料化や、現役世代は2割とするなど、患者の窓口負担の大幅な軽減についてどうお考えですか。
【質問5】社会保障としての国民皆保険制度を守り、医療を営利産業化を阻止することについてどうお考えですか。
【質問6】生活保護の医療扶助の給付抑制や保護基準の引き下げについてどうお考えですか。
【質問7】低い診療報酬を改善し、保険適用範囲を広げていくことについてどうお考えですか。
【質問8】保険医と保険医療機関への行政指導等において、保険医の人権が守られる指導、監査に改善することについてどうお考えですか。
【質問9】保険医療への消費税は「ゼロ税率」を適用することについてどうお考えですか。
【質問10】社会保険診療の事業税非課税措置を存続することについてどうお考えですか。
【質問11】TPP(環太平洋経済連携協定)への参加についてどうお考えですか。
【質問12】原発の新設をやめ、大飯原発を停止し、高速増殖炉「もんじゅ」を廃炉にし、「原発ゼロ」の実現へすすむことについてどうお考えですか。
【質問13】原発の輸出についてどうお考えですか。
【質問14】憲法9条の改定についてどうお考えですか。
【質問15】憲法96条の改定についてどうお考えですか。

〈記述回答の質問〉
 上記の各設問のご回答に関する補足を含めて、医療・社会保障等についての貴台のご政見を自由に記述いただくご回答も承ります(最大4000字程度まで)。

3.結果

 下記のとおりでした。(リンクを参照ください。いずれもPDFファイルの形式で掲載しています)
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質問1~15(選択回答)の結果
自由記述回答の結果

※ アンケート送付後に立候補断念を表明された方があったため、回答の有無も含めて、該当者については結果の掲載を省きました。
※ 今回のアンケートでは、政党を対象とはしませんでした。保団連が政党アンケートを実施し全国保険医新聞に掲載します。そちらをご覧ください。
※ 当会は、来る参議院選挙において、いずれの立候補(予定)者および政党・政派も、団体としては推薦、支持、支援しません。これは従来からの立場です。本アンケートの依頼にあたっても明示しました。

 選挙間近の多忙なところ、ご協力いただいた関係者に、改めて厚く御礼を申し上げます。

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