奈良県保険医協会

メニュー

奈良県知事選挙に向け、医療と県政についての政見アンケートをおこないました

【お断り】この記事は2019年3月20日9:15に初出掲載、同日16:55に追加分を掲載しました。

 奈良県保険医協会では奈良県知事選挙の立候補予定者へ政見を問うアンケートを行いました。趣旨と結果についてお知らせします。

1.趣旨

 県政は県民生活に密接にかかわっています。なかでも県民のくらしにとって重要な医療にかかわる政策や政見を、私たちも注目しています。県政でこれら課題をどうとらえているのか、知事選立候補予定各位の考えを聞くとともに広く会員に知らせたいと考えました。
 また今般、これら課題が当面する選挙で各陣営によって積極的に論じられることも願い、その一助ともなれば幸いです。

2.実施要項

  このアンケートは、知事選挙告示前に結果発表を実施するため、原則として3月12日時点で当会が知り得た、当面する奈良県知事選挙に立候補予定を表明されている方々へ、郵送して実施しました。

  1. 対象者: 当面する奈良県知事選挙に立候補予定を表明した人物(原則として3月12日時点で当会が知り得た方)。
  2. 質問項目: 下記に掲載のとおりです。
  3. 回答方法: 質問用紙の回答欄に直接記入し、郵送、ファクシミリ、eメールなどで返送を求めました。
  4. 回答期限: 質問1~6=3月18日(月)正午、質問7=3月20日(水)16時としました。
  5. 結果の取り扱い: 当会の機関紙「奈良保険医新聞」と当会ホームページにも掲載するものとしました。期限後に届いた回答もホームページには掲載するようにしました。なお、質問7の回答はホームページのみでの掲載としました。

質問項目
【1】次の質問では回答は選択肢を選んでいただきます。あてはまるもの一つだけに○をしてください。賛否をお尋ねしていますが、「やむを得ない」など消極的な賛成や反対であっても、賛否が明確な場合は「賛成」「反対」のいずれかを選択ください。
《1.奈良県福祉医療制度(子ども、心身障害者、ひとり親家庭等、重度心身障害老人等の医療費助成)の改善等について》
【質問1】子ども医療助成は今夏より就学前児までは現物給付に改善されることが決まり歓迎されています。就学以降の年齢の子どもや、他の制度対象者も含めて、現在の自動償還を改め、すべて現物給付とすべきと考えますが、いかがですか。{賛成・反対・その他}
【質問2】特に子どもの医療費の窓口負担の無料化は国の制度として実現されるべきと考えます。そのために奈良県として国にその実現を強く求めていくべきと考えますが、いかがですか。{賛成・反対・その他}
【質問3】昨年4月実施の診療報酬改定では初診料・再診料への「妊婦加算」が導入されたものの、じゅうぶんな理解が得られず、12月には事実上の凍結となりました。窓口での医療費一部負担が重すぎることが背景にあります。奈良県の福祉医療制度には妊産婦を対象とした制度はありませんが、妊産婦の医療費負担の軽減も国の施策としての実現を強く求めていくべきと考えますが、いかがですか。{賛成・反対・その他}
《2.奈良県国保の制度運営等について》
【質問4】国民健康保険の制度改定の結果、市町村単位であったものが昨年4月より都道府県単位に再編され、奈良県国保が発足しました。奈良県では、統一保険料の実施方針のもと、従前と比べて保険料がかなり高くなる自治体が相次ぐ見通しです。すでに保険料負担に耐えられず滞納世帯も少なくないなかで、国の責任ある財政的措置を求めるとともに、住民のくらしを守る立場から、自治体財政からの法定外繰り入れや基金の活用等、保険料抑制の措置を積極的に講じるべきと考えますが、いかがですか。{賛成・反対・その他}
【質問5】第3期奈良県医療費適正化計画において、計画満了年度の奈良県医療費目標の達成と奈良県国保の保険料抑制をめざして、地域別診療報酬の導入検討が明示されました。しかし、地域別診療報酬によって診療報酬単価を奈良県のみ引き下げることは、奈良県の地域医療を担う医療機関の経営を大きく損ない、深刻な悪影響を及ぼし、もって奈良県の地域医療体制そのものを壊し、県民医療を脅かすことが必至です。同計画に盛り込まれた地域別診療報酬の導入検討は撤回すべきと考えますが、いかがですか。{賛成・反対・その他}

【2】 次の質問では、ご意見を記述いただきます。
【質問6】上記1~5までの質問に関連して補足のご意見がありましたら、お聞かせください。(800字程度まででお願いします)
【質問7】県政においておもに医療や介護などについて、特に力を入れたいことや問題意識をもっておられることなど、お考えをお聞かせください。(最大で4000字程度まで)

3.結果

 下記のとおりでした。(リンクを参照ください。PDFファイルの形式で掲載しています)PDFファイルを閲覧するためにはAdobe社のPDFに対応した閲覧ソフトまたはプラグインが必要です。

▽質問1~5(選択回答)
 質問1~5の回答(PDF)

▽質問6の回答(記述回答)
 質問6の回答(PDF)

▽質問7の回答(記述回答)
 お名前のリンクを参照ください。いずれもPDFファイルの形式で掲載しています。リンク設定のない方からは回答は受け取っていません。
 荒井正吾氏|川島実氏|前川きよしげ

※結果はいずれも氏名50音順で掲載しました。
※当会は、来る知事選挙において、いずれの立候補(予定)者および政党・政派も、団体としては推薦も支援もしません。これは従来からの立場です。本アンケートの依頼状にも明記しました。

 選挙間近の多忙なところ、ご協力いただいた関係者に、改めて厚く御礼を申し上げます。


トピックス

さらに過去の記事を表示