奈良県保険医協会

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奈良県保険医協会は、創立50年を迎えます―第51回定期総会でお会いしましょう

 奈良県保険医協会は第51回定期総会を12月18日(日)、ホテル日航奈良で開催する。今年は創立50年となる記念総会である。
 記念講演として、大河ドラマの真田丸や熊本地震による熊本城の修復などで大活躍されている城郭研究の第一人者である奈良大学前学長の千田嘉博氏にお話いただく。
 今年度は診療報酬改定があり、医科歯科それぞれで新点数検討会を開催し、盛況であった。点数改定に伴う日常診療の疑問なども、定例で開催している日常診療懇話会や歯科社保研究会、保険点数の質問疑問にも事務局や社保担当役員などで対応した。
 医療分野では入院時食事療養費の負担増を始め国保の都道府県単位化、地域医療構想などが具体化されている。奈良県でも3月末に地域医療構想が成立し、急性期病床を大幅に減らす計画であることが明らかになった。このような情勢は伝わりにくく、まだまだ一般には知られていない。多くの方々に知って頂くために「クイズで考える日本の医療」など、現在取り組んでいる運動を各医院でもどんどん活用していただき国民への理解を広めていくつもりである。安保法制をめぐっての廃止を求める医師・歯科医師要請署名にとりくみ、地元選出議員に届けた。今後とも廃止を求める運動を継続していく。
 協会活動としては各種研究会や研修会、個別指導の弁護士帯同、共済制度普及等様々な活動を展開した。共済普及活動の一環で、「共済加入者のつどい」を初めて開催した。ドクターのライフプランセミナーと合わせてテーブルマナー教室を開催し、好評であった。
 マイナンバー制度の運用が始まったが、情報漏洩の危険や、政府による個人情報の一元的な管理などマイナンバー制度の持つ欠陥、問題点を明らかにしつつ制度の廃止を求めていく。
 組織活動では役員・事務局での未入会者訪問を継続的に行い、1月の保団連定期大会では歯科組織率向上第1位で表彰された。
 会員に気軽に参加いただける年2回の会員懇談会では日頃は聞けない先生方の生の声を聴ける貴重な機会となっている。毎年恒例の環境平和委員会のフィールドワークとして、戦跡見学と近江牛ランチ・水郷めぐりのバスツアーなどを開催し、先の大戦の戦争遺跡を改めて身近に感じることが出来た。
 女性会員のつどいにも継続的にとりくみ、新たな参加者も増え女性会員の支持をいただいている。
 定期総会では今年度の活動を振り返り、来年度の活動について会員各位の忌憚ないご意見をお聞きしたいと考えている。会員の要望に添い、多くの会員が参加し、益々活気ある奈良県保険医協会にして行く所存である。会員、ご家族もお誘いの上、協会設立50年記念定期総会にぜひご参加いただきたい。

【奈良保険医新聞第410号(2016年11月15日発行)より】


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